顧問弁護士のメリット
1 顧問弁護士のメリット
① 気になることを気軽に、かつ迅速に相談できます
継続的に相談している顧問弁護士なら気心も知れており、相談しやすいです。
また、法的紛争に巻き込まれた場合、顧問弁護士がいなければ、まず、弁護士を探す必要がありますが、顧問契約を結び継続的に相談していれば、直ちに相談することが可能となり安心です。
② メール・電話による相談ができます
日常の業務で発生する法的問題に関してメール・電話での相談が可能になりますので、より便利に相談ができます。
③ より早期の紛争解決が期待できます
顧問弁護士がいれば、契約書の問題点を検討してもらったり、労務関係・債権管理、相続関係等に関して紛争になる前からでも継続的に相談できます。
紛争になる前から継続的に相談していれば未然に紛争を防げたり、また、紛争に巻き込まれても早期から対応が可能となりますので、より紛争が拡大する前に紛争が解決できる場合があります。
2 具体例 契約関係
事業に際して、お金を借りたり、物・サービスを売買するなど契約をすることは必要不可欠です。
そして、契約の際には、契約書を作成します。
この契約関係に関して、顧問弁護士は、以下の法的なサービスを提供します。
① 契約書の記載内容を分かりやすく説明します。
契約を締結する際、顧問弁護士がいなければ、契約書の記載内容を理解することなく契約書にサインしてしまうことが多いです。
しかし、契約書に記載してある内容を理解しないまま契約書にサインしてしまうと契約には当事者間で拘束力があるため相当不利な内容に拘束されてしまう可能性があります。
顧問弁護士がいれば、契約条項の内容・法的意味を気軽に確認することが可能ですので、そのような事態が生じにくくなります。
② 顧問先の視点に立ったアドバイスを致します。
顧問弁護士がいれば、顧問先企業の視点に立って契約内容をアドバイスすることができますので、より有利な条件で契約締結できる可能性が高まります。
③ 契約紛争解決に向けてのアドバイスを致します。
契約締結後に契約に関する紛争が生じた場合、解決に向けての方向性を迅速にアドバイスすることができます。
3 具体例 債権の管理・回収
事業を進めていく上で、売掛金が回収できという経験は、一度は経験するものです。
また、日頃から債権の管理をしておかないと、会社に大きな損失を発生させる恐れがあります。
顧問弁護士がいると、日頃から債権管理・回収のポイントについて相談できるので、より適切に債権の管理ができ、また、仮に相手方が滞納する事態が生じても、迅速に対応することができます。
顧問弁護士がいると、債権の管理回収に関して、以下の点でメリットがあるといえます。
この手続は、迅速に対応する必要があります。
顧問弁護士がいれば、直ちに相談して、保全手続に対応することが可能となります。
4 具体例 クレーム対応
事業を進めていく上で、顧客とのトラブルはつきものです。
しかし、クレーム処理を事業主や従業員が行うと、その精神的な負担から、本業がおろそかになる可能性があります。
しかし、顧問弁護士がいれば、クレーム対応に関して、以下のメリットがあります。
5 具体例 労務管理
顧問弁護士がいることにより、労務管理に関して、以下のメリットがあります。
時には、会社の根幹を揺るがしかねない大きな問題に発展する場合もあります。
従いまして、雇用関係のトラブルは、日頃からトラブルになるのを回避する対応が求められます。
また、紛争になっても初期段階から直ちに相談することが可能になり、迅速に紛争解決への対応を取ることができます。
6 具体例 紛争処理
顧問弁護士がいることにより、紛争処理に関して、以下のメリットがあります。
継続的に相談している顧問弁護士であれば気心も知れており、相談しやすいです。